どうも、ぶんなです。
皆さんの中で、「汗っかきさん」はいませんか?
または、ご家族・友人でそんな人見かけませんか?
それ、もしかしたら多汗症かもしれません…。
今回は、日常生活を送る上で何かと支障を来たしてしまう多汗症とはどんなものか?
そして私ぶんながこれまでの半生で困った経験をご紹介します。
多汗症とは?正しい定義について
まず多汗症とはどういった病気なのか?
そんなん簡単やん、緊張しいでめっちゃ汗かく人のことやろ?説明するまでもないがな〜!
だいたいはこの彼と同じ意見だとは思いますが(笑)、実際の定義は違い、そして切実なのです。
多汗症の治療を専門にしているこちらのクリニックさんではこのように定義しています。
多汗症は、手のひらや顔・頭部・脇・足のうらの限局した部位に多量の発汗がみられる疾患です。全身にたくさんの汗をかく「汗かき体質」とは異なります。
(中略)
誤解があるのは多汗症は「身体異常の疾患」であり、「精神異常」が原因ではありません。他のホームページの記述のように「悲しい時に涙が分泌されることと同じ」ではありません。標準的な発汗とは異なり、病的な発汗が多汗症であり、「汗の失禁」と表現できます。
多汗症とは 「山本英博クリニックHP」より
ただの緊張しいさんではなくて、「気づいたら汗をかいていた」という状態なわけです。
なので「どきどきして手汗が…」ではなく「あーまた手汗出てきたよ、もういや…」の方が正しいんですよね。いつ何時も発汗してしまいますからずっと悩み続けるのです。
多汗症をレベル別で紹介
一言で多汗症と言っても、人によって重症度の度合いは違います。
多汗症の中で「手汗」を例にレベル分けをすると、初等・中等・高等の3つに分類されます。
先程ご紹介した山本英博クリニックでは「グレード1〜3(数値が上がるほど重症)」と分けていますが、その定義の度合いはおおよそ他のクリニックや学会と違いはありません。
ではその3つのグレードの内容は以下の通りです。
重症度(手汗) 手のひら多汗症はピーク時における発汗の程度で重症度分類されています。 | |
グレード1:手のひらが濡れるぐらいに発汗するが拳を握っても汗が滴下しない | |
グレード2:拳を握ると汗が滴下する状態 | |
グレード3:手のひらを開いていても汗が滴下する |
どうでしょう、皆さんの身の回りにはこういった方はいるでしょうか?
いくらピーク時のとはいえ、中々な発汗量ですよね。
特にグレード3の方は本当に大変だと思います。何も触っていなくとも汗が滴り落ちるというのは、
想像を絶する苦労があるのではないでしょうか…。
ぶんなが抱える多汗症(手汗)の悩み5選
さて、では著者ぶんなはどうなのかということなんですが、
私は幼き頃からグレード2でした。最初にそこまで気にしてはいなくて、テストの時に
紙がふやけてきたし、えんぴつで文字があまり上手く書けないよ〜。
でもそういうもんなのかなあ・・・
となんとなーく思っていました。
ですがだんだん世の中を知っていくと学ぶんですな。
あれ、周りと明らかに発汗量が違う!
みんなサラサラやん!
なんで?!??
自分だけが余計に悩んでいることを。
ではぶんながこれまで多汗症で悩んできたこと5選としてまとめてみました。
私は体の随所で汗をかくので、今回は手汗に限定してご紹介します。
①紙類をほぼ湿らせちゃう
この半生で一番悩みつづけたことですね。
先程の幼きぶんなエピソードにもあった通り、テストは悩みの種です。
自分が汗を多く書くのが分かってからはハンカチを常備するようになったのですが、
それまでは答案用紙提出の際は紙が波打ってましたね(笑)
あとは「こちらの用紙に必要事項をご記入ください」。この言葉にも緊張しちゃう。
相手に湿った用紙を渡すことになるから。
書いてる時に手のひらとか指にひっついた紙から剥がす「ペタ、ペタッ」って音が聞こえちゃうから。
タッチペンも結局は拭くという手間があるからバレちゃうよね。
もうね、本人確認系は全部あれにしてほしい。
非接触で手をかざすだけのやつ。
みんな平和に終われるからね。…そうしません(笑)?
②大人数のカラオケがつらい
この題目を見てピンときますか?
そう、「マイク」です。
よく打ち上げとかパーティー会場としてカラオケを利用すると思います。
歌うことは大好きなんですが、複数、特に大人数のカラオケともなると状況は一変します。
人に渡す直前にピャッと拭いて渡せたら良いのですが、それができず渡す相手を間違うと
うわ、めっちゃこのマイク濡れてる!なんで??
とか何とか言われる始末。
このコロナ禍があるおかげで何とかそういった機会を逃れてほっとしてますが…
行くなら、2〜3人か1人カラオケの方が落ち着きます^^
③頻繁に手を洗わないとベタついてしまう
これは毎日の悩みですね。
だいたい1時間に1回あるいは30分に1回とかのペースで洗わないと気持ちが悪いです。
潔癖症とは又違いますね。実際物理的に不快なので。
スマホもベタついてしまうし、共用の物を触るとなれば尚更ですね…
そういえば以前某有名ファストフード店は「衛生管理上1時間に1回手洗いをするよう指導しています!」って話を聞いたことがありましたが、それよりも早いペースで手を洗っていました。
だから中々風邪を引かないのかな?じゃあ良いことなのかも(笑)
ただ冬は汗をかいても洗っても濡れて冷たくなるので、しっかり冷え対策はしないといけません。
④家族や友人からの理解を得られづらい
実際言葉では「大丈夫だよ」とか「気にしないで」と言われても、
いざ共用物や身につけているものが濡れたりしたときの正直なリアクションを目にしたときは、やっぱり辛いものです。
「あー…ですよね…」ってね。なっちゃう。グサッとね。
そういうときは、よくSNSの力に頼ってます。
当事者のYouTube動画とか他の方のブログ読んだりして、1人だけの悩みじゃないって再確認します。
あとはそういった方から知恵をもらったりもしてますね。
「こんなグッズあったよー」とか「こんなの開発しました!」とか見ると勉強になります。
⑤手を繋げない(抵抗がある)
なんかもう書いてて切なくなってきました・・・身を削って文章を書いてます(笑)
手汗で手を繋げなくてコンプレックスなのは男の子だけではありません。
女の子も十分トラウマがあり、家族や友人・恋人とのスキンシップが上手くできないことに苦しみます。フォークダンスや円陣が怖くて直前まで震えてたな〜。まだあるのかなあの文化は?
手を繋ぐとしても、直前にゴシゴシとハンカチで拭くのもなんか悪いなと感じるし、たとえ拭いたとしてもまた汗は出てきますからね。うーん難しい。
本当の意味での理解。これが一番求めていることですね。
まとめ
今回は多汗症について概要と、私ぶんなの手汗に関する悩み5選をご紹介しました。
もちろん今こうして文章打っている間も手汗はじんわりかいてるので、拭きながらやってますよ(笑)
ここまで読んだ方の中では、こんなことを思った方が多いのではないでしょうか?
なんか治療できるんでしょ?
それで改善されれば悩まないで済むじゃん!
いやいや、治療や手術があるのは知ってますよ?
純粋にお金かかるし、いろんな治療経験者の方のを調べたこともあります。
でもだいたいは「そんなに効かなかった」とか「手術したけどその分別の箇所が多汗になった」とか。
ちょっと私にはリスクが大きすぎるなと感じています。
だからまずできることとして、共感できる仲間を増やす媒体を作ることだなと思いました。
このブログがどこまでその役割を果たせるかは分かりませんが、できる限りやっていきます。
そしてまだ私の多汗症苦労談はあるのでこちらも後日またupしますね!
ではまた。ぶんなでした!